動物たちを身近に感じる、多摩動物公園
東京都八王子市にある多摩動物公園を訪ねました。ここでは広大な敷地と山あいという立地を生かし、動物の公園にふさわしい環境が実現されています。家族連れにもおすすめできる場所です。
2002年9月1日(日)晴れ
東京都にある多摩動物公園は山全体が公園となっていて、自然に近い形で動物たちとふれあうことができる場所です。初めてということもあって、とりあえず順路に従って回ることにしました。園内は広く、ちょっとしたハイキングといった感じ。園内を巡回するバスもあるので、帰る時にはバスに乗ってみるのもよいと思います。
昆虫の楽園とアフリカ園
まずは手近な昆虫生態園を見学。ここは大きな温室になっていて、室内を様々な蝶が飛び交い、また植物も生き生きとしています。入口の看板に「昆虫のユートピア」というようなことが書いてあったようですが、なるほどそんな場所かもしれません。
アフリカ園はアフリカ象やライオンたちが暮らしているエリア。ここで注目すべきはライオン舎内に入ることができる「ライオンバス」。これに乗れば、ライオンたちのそばまで行き目の前を悠然と歩く姿が見られるらしいのです。でも今回は時間の都合で乗ることができず、残念。とはいえ、やはりライオンがほえている姿は印象的。
おひるねコアラ
チンパンジーの子がロープにぶら下がっている姿は、なんともかわいらしいです。周囲のお客さんからも歓声が上がりました。とはいえチンパンジーの大人たちは遠目で見ているだけ。ロバに似たモウコノウマは野生馬の原種。かつてモンゴルなどに生息していたものの、野生のモウコノウマはすでに絶滅してしまったそうです。飼育員の方によれば、日本では多摩動物公園と千葉市動物公園にいるとのこと。あえて学問的な立場からすると、彼らは大変貴重な存在なのです。いつもじっとしているイメージがあるコアラ、やはり今日もほとんど動きません。ガラスの外から多くの人が見守る中、終始じっとしているコアラでした。
気温も上がり、オランウータンやマレーグマ、レッサーパンダも暑さにじっと耐えている様子。それにしても運動場に出ている動物が多いのは、まだ午前中だからでしょうか。とてもありがたいですね。
シャトルバスと京王れーるランド
ツル園を見た後、バス停へ。一通り見終わったというよりはむしろ「歩き疲れた」という方が正しいかも。しばらくするとベルの音とともにかわいらしいバスがやってきました。ちなみにこのバスは電気自動車だそうで、独特の音を奏でながら道を走ります。
多摩動物公園駅に隣接する「京王れーるランド」の中をのぞいてみました。鉄道模型の大きなレイアウトが中央に置いてあって、よくみると駅の看板には実際の駅名が書かれています。なかなか手が込んでいるので、子どもだけでなく大人にも人気です。
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