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飛騨・木曽の古き街並みを歩く
1日目 - 2003年8月5日(火)晴れ
峠の釜飯と八島ヶ原湿原
外環自動車道、関越自動車道を経て、上信越自動車道へ。最近、料金所で停止せずに通過できるETC搭載車が以前よりも増えたようで、脇をスーッと抜けていくのがなんとも…。上信越自動車道の佐久インターチェンジで高速道路を降り、すぐ目の前にある、おぎのやドライブインで「峠の釜飯」弁当を食す。言わずと知れたこの釜飯は、もともと旧JR信越本線 横川駅名物の駅弁であった。百貨店の駅弁フェアはもとより旅行雑誌などでも大きく取り上げられ、場所は変われど今なお生き続ける「駅弁」の一つである。
そのままメルヘン街道を蓼科方面へと車を進め、麦草峠の麦草ヒュッテで一休み。この地帯に生息しているのかどうかはわからないが、モモンガのぬいぐるみもあり。ここからさらに別荘地や白樺湖を横目に、ビーナスライン(2002年に全線無料化)から八島ヶ原湿原を散策した。
サンリツ服部美術館
本日の宿泊は上諏訪温泉ホテル「浜の湯」。だがその前に、宿のそばにある「サンリツ服部美術館」を見学することに。セイコーの社長コレクションを展示した美術館だそうである。折しも、本阿弥光悦の国宝「白楽茶碗 銘 不二山」をはじめとする茶器が展示されていた。そして夜、諏訪湖では花火(8月1日から)の打ち上げが行われたのだが、うっかり見過ごしてしまった。
2日目 - 2003年8月6日(水)晴れ時々雨
古き町並みを今に伝える馬籠宿
下諏訪から中央道経由で塩尻まで移動。国道19号沿いにある奈良井宿を訪れた。ここはかつての宿場町の面影が残っていることで知られており、多くの人々が訪れるのだそうだ。そして、ふと気になって暖簾をくぐったのが島屋漆器店。店先に並んでいた木の椀と木のスプーンが良さそうだったので購入。
こんな看板を発見。ちなみに「ゴリラの鼻くそ」とは黒豆甘納豆の商品名だ
飛騨高山テディベア エコビレッジ
国道361号から美女峠を抜け、道の駅「飛騨たかね工房」に立ち寄った。この辺りは国道といっても細めの山道である。他にこれといった名所などもないため、ちょっとした休憩には道の駅がちょうどいい。また、この辺りの名物なのか「高根コーン(「高根来ん?」の懸詞)」というお菓子もある。
高根コーンは遠慮して、さらに飛騨高山へと車を進める。市街地に入れば橋の脇に団子屋を発見。飛騨高山の散策は後日に予定しているので、とりあえず高山中心地から少し離れた所にある「飛騨高山テディベア・エコビレッジ」を目指す。古い町並みとテディベアというのがミスマッチな感がするのも否めないのだが、実際に見学してみると以外とマッチしているのが不思議。
飛騨高山まつりの森
テディベア・エコビレッジを見学した後は、「飛騨高山まつりの森」を訪ねた。ここの見所は何といっても山をくりぬいた地下空間に展示されている、屋台や神輿である。高山の祭りに繰り出されるこれらの屋台や神輿には、からくり人形が乗っているのだが、これらが全て上演可能というから驚きである。順番に一つずつ屋台を回れば、素晴らしいからくり人形の動きを楽しむことができる。なお屋台のからくりは1台ずつ動くので、5台を全て見るためには1時間ほど必要。
さて、本日の宿泊は下呂温泉の水明館。少し大きすぎるぐらいの立派な旅館だ。この旅館の大浴場は3箇所あるが、それほど違いはないので全て入る必要はないだろう。また下呂温泉を散歩すれば、無料の足湯も楽しめる。
3日目 - 2003年8月7日(木)晴れ時々雨
高山市街と匠の森
道の駅「飛騨街道なぎさ」に立ち寄り、地場野菜を購入。高山の市街地から少し離れた所にある「匠の森」を訪れた。体験工房をテーマにした施設であるが、かなり寂れており、ほぼ廃墟状態。幸い、手焼き煎餅、藍染、ハム作り体験はできるようだが、レストランや売店、その他ほとんどの体験工房は営業しておらず、寂しい空気が漂う。なぜこのような状態になってしまったのかわからないが、ただ復活を望むのみである。
続いて高山の市街を散策した。飛騨高山といえば宮川朝市が有名で、また付近には古い町並みが保存されており観光名所となっている。かねてより一位一刀彫を実際に見てみたい思っていたので、そのような店を探してみた。ひょっこり入ったのが津田彫刻店で、まさに一刀彫を行っているところだった。その作品の細かさはもちろん、技術の高さには脱帽だ。ただ大きなものはなかなか手が出ないので、手頃でかわいい「犬」を買うことにした。年月が経つにつれて色の深みが増し、味わい深いものになるのだそうである。一刀彫も手に入ったところで、長岡屋の店先に並んだ漬物に目を引かれ、「山味屋 たらの芽」を購入。
寝覚ノ床
再び美女峠を越え、国道19号沿いに位置する寝覚ノ床に立ち寄った。寝覚ノ床は中山道における木曽八景にも数えられる景勝地。往復40分ほどの散歩道になっており、浦島堂のほか岩や川の流れを間近に見ることができる。自然が作り上げた岩石の造形美はもちろんのこと、木々の緑との調和も非常に美しい。本日の宿泊は南木曽温泉木曽路ランドのホテル木曽路。昨年に引き続き2度目である。温泉も良い感じだが、一人につき地ビール一杯サービスという気の利いた特典もうれしい。
4日目 - 2003年8月8日(金)雨
妻籠宿
台風が日本に迫っているため雨と風が強くなってきているが、天候が悪くならないうちに南木曽町にある妻籠宿を見学することにした。馬籠宿と同様、古い宿場の町並みが広い範囲で保存されている。郵便局の中は資料館になっているので、立ち寄ってみるのもいいだろう。妻籠は、かの文豪・島崎藤村の生誕地でもあり、彼の著書「夜明け前」では、「木曽はすべて山の中である」という描写がなされている。
妻籠宿を見学した後は、飯田から長野自動車道経由で上信越自動車道へと車を走らせる。ところで、横川サービスエリアで峠の釜飯と同じ形のミニ釜に入っている漬物を見つけ、そのまま買ってしまった。何を隠そう、おぎのや特選「峠のパリッコ漬」であった。
















