祇園祭の賑わいも終わった夏の京都
7月の京都は1ヶ月にわたり行われる祇園祭で賑わう。なかでも宵々々山・宵々山・宵山(7月14日~16日)、山鉾巡行と神輿渡御・神幸祭(7月17日)は沢山の人出で大いに盛り上がる。今回は大阪・堺の知人を訪ねた後、祇園祭の賑わいが一段落した京都で2泊。事前に佐川美術館の茶室見学と西芳寺の予約を取り付け出掛けた旅であった。
2013年7月20日(土)晴れ
東京駅より8時30分発新大阪行・のぞみ17号に乗車、新大阪に11時06分到着。新大阪より地下鉄・御堂筋線に乗り、待ち合わせ場所の難波駅に向かう。
住吉大社
堺で用事を終え南海本線に乗り、住吉大社駅で下車。住吉神社の総本社である住吉大社に寄ってみた。別称・住吉大神宮と呼ばれ、初詣の参拝者の多さは有名である。住吉大社の風景を描いた住吉棗は茶道具の定番になっている。
阪堺電気軌道
色とりどりにペイントされた「ボディ広告」が面白い。懐かしい路面電車(チンチン電車)が今も健在である。
あべのハルカス
大阪で一番ののっぽビル・あべのハルカスにあるイタリア料理「ローザネーラ ラ テラッツァ」で夕食。
天王寺駅より京都駅に向かい今回の宿泊先である新・都ホテルに到着。
2013年7月21日(日)晴れ
佐川美術館
京都駅からJR湖西線に乗り堅田駅で下車。堅田駅から江若交通バスに乗り佐川美術館前で下車。
佐川美術館は、比叡・比良山地を仰ぐ琵琶湖のほとりの美術館で、建物の周りをぐるっと水庭が囲むデザインである。楽吉左右衛門館の展示室は水面下に設けられており、天井に映し出される水と光のシルエットが印象深い。平山郁夫館、佐藤忠良館と見応え充分でかなり疲れる。茶室見学は事前に予約が必要である。
先斗町 ふじ田
先斗町 ふじ田へ向かうが、予約の時間には少し早めなので鴨川の川岸に降りてみた。
先斗町 ふじ田は京都でのお気に入りの店である。先斗町歌舞練場の真ん前にあるので2階の部屋からは先斗町通りを眺めながらの食事で、いかにも京都満喫である。
2013年7月22日(月)曇り時々晴れ
西芳寺
西芳寺は通称・苔寺と呼ばれ事前予約がなければ拝観できない。京都から「京都バス73 又は83」で「苔寺・鈴虫寺行」に乗り「苔寺・鈴虫寺(終点)」で下車。西芳寺川に沿って2~3分歩くと衆妙門に到着する。
庭一面の苔は梅雨時が一番の見頃だと言われる。平年ならば7月20日前後に梅雨明けとなるので期待をしながら計画をたてたのだが、今年は早すぎる梅雨明けであった。事前に写経と聞いていたが今回は説法の後に「般若心経」と「坐禅和讃」を3回読経して、その後に願い事を書いて本尊の前に供えるだけであった。
- 総門は閉められ現在は使用されていない
- 衆妙門から入り本堂へ向かう
- 見学コースへ出発
- 庭園入口周辺
- これより庭園散策
- 切り株にも苔が…苔の種類は120種余りと聞く
- 少庵堂茶室の前辺りから、夕日ヶ島と朝日ヶ島
- 湘南亭茶室
- 一面苔で覆われている
- 潭北亭の中に入ってみると…
- 黄金池
- 向上関より通宵路から指東庵へ
- 指東庵(開山堂)より庭園を眺める
地蔵院
地蔵院は、その参道の竹林が見事なことから通称・竹の寺と呼ばれている。総門を潜り参道を進むと両サイドには竹林が広がり、物静かな空間が広がる。
中門より先は撮影禁止である。抹茶(別料金500円)は許可を得て撮影。名椿「胡蝶佗助」があったが花の頃はさぞ見事であろう。
嵐山
バス停「苔寺・鈴虫寺」よりバスに乗り「嵐山公園」で降りる。渡月橋を渡り天竜寺門前にある「嵯峨とうふ 稲」で遅めの昼食とする。
お店から徒歩3分程のところに嵯峨の風景・竹林があるので行ってみた。空模様もやや怪しくなっていたので、すぐに引き返した。
バス停「野野宮」より「京都バス83」に乗車して京都駅へ戻る。京都駅より17時06分発東京行き・のぞみ242号に乗車して帰路についた。
堺市で見つけたマンホール。