現在のページの位置: 旅ろぐねっと > blog > 近畿地方 > 若狭・蘇洞門めぐりと福井の歴史探訪

若狭・蘇洞門めぐりと福井の歴史探訪

2017年7月15日(土)晴れ

伊吹山

滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山に登る。古くから霊峰とされる伊吹山では、春から秋にかけて様々な高山植物を見ることができる。今回は麓から伊吹山ドライブウェイを使い、9合目のスカイテラス駐車場に到着。西側の入口から山頂を目指す西登山道を歩くことにした。よく整備された歩きやすいコースで、花を眺めながらゆっくりと散策できる緩やかな約1kmの道のりである。

登山道
緩やかな登山道

歩き始めるとすぐに登山道の両脇に草花がちらほらと咲いている。左斜面にはキンバイソウ、イブキトラノオ、ホタルブクロ、ヤマアジサイなど幾つかの花が咲いていた。

キンバイソウ キンバイソウ
しばらくお花畑がつづく
イブキトラノオ
斜面に広がるお花畑
カノコソウ ヤマアジサイ
ヤマアジサイ
スカイテラス駐車場
振り返ればスカイテラス駐車場が見える
伊吹山 伊吹山
雲間から滋賀県の湖北地方を一望
キバナノカワラマツバ
キバナノカワラマツバ

防雪柵を過ぎると琵琶湖が見えてくる。

琵琶湖
眼下に広がる琵琶湖を一望
伊吹山 伊吹山
山頂の手前、最後の登り坂
伊吹山 伊吹山
歩きやすい板道
カルスト地形 ミヤマコアザミ
石灰質のカルスト地形

緩やかな坂道を登り切ると山頂に到着。山頂は広く、小屋が並んでいる。

伊吹山山頂 伊吹山山頂
伊吹山山頂(標高1377m)の日本武尊像
山頂小屋
伊吹山山頂の小屋
ミヤマコアザミ ミヤマコアザミ
ミヤマコアザミの群落

山頂からは「下り専用」の東登山道で下山する事にした。前日の雨で土がぬかるでいたり石灰岩が露出している部分があったりしたが時間はかからなかった。

若狭湾

伊吹山下山後は北陸自動車道で小浜市を目指した。若狭湾で遊覧船に乗って蘇洞門めぐりをする。

若狭フィッシャーマンズ・ワーフ

乗船前に若狭フィッシャーマンズ・ワーフにある「海幸苑」で昼食。福井の郷土料理「へしこ」定食をいただく。へしことは、若狭地方で捕れる新鮮な鯖を一年中食べられるように糠漬けにして熟成させた保存食の一つである。塩けがかなり強く、そのまま少し食べた後は細かくしてお茶漬けにするとさらに美味しく頂ける。

へしこ定食 お茶漬け
へしこ定食

蘇洞門めぐり

「蘇洞門」は若狭湾国定公園を代表する景勝地で、小浜湾の東側、内外海半島の北側の海岸にある海蝕洞である。花崗岩が波に打ち砕かれ、海蝕されてできた奇岩・洞窟・断崖が6kmにわたり続く。日によっては洞門への上陸もあるそうだが、今回は上陸できず残念。

第二わかさ 第二わかさ
蘇洞門めぐり遊覧船乗り場

船は岸壁を右手に見ながら進んでいく。奇岩が見えるまで暫く窓からの景色を楽しむ。

蘇洞門めぐり
松ヶ崎
三ツ岩・二ツ岩 三ツ岩・二ツ岩
三ツ岩・二ツ岩
鎌の腰 鎌の腰 鎌の腰
鎌の腰
洞窟 洞窟
海岸線の所々に洞窟が見られる
海岸線 海岸線 海岸線
険しい海岸線
地獄門 地獄門
この洞窟の奥行きを誰も知らないことから「地獄門」の名が付いたそうだ
唐船島 唐船島
象を積んだ「唐船」をつないだという「唐船島」
あみかけ岩 あみかけ岩
岩に網の目のように亀裂が入り、網を掛けたように見えるところから「あみかけ岩」といわれる
断崖 断崖
断崖が続く海岸線
海岸線
海岸線
アゴ越え岩
イルカなどに追われたアゴがこの岩を飛越えたという話から「アゴ越え岩」の名が付いた
夫婦亀岩
亀が2匹おぶさっているように見えるので「夫婦亀岩」の名が付いたようだ
白糸の滝
白糸の滝

船の折り返し地点、大門・小門に到着。

大門・小門 大門・小門
波が穏やかなときは上陸出来るという
大門・小門 大門・小門
周囲が柱状になっているので船も通る事が出来る洞門 左:大門 右:小門
若狭湾 若狭湾
洞門を後に港へ

常神半島・神子地区

若狭湾に突出する常神半島の神子地区にある宿に宿泊。若狭の中でも好漁場として知られているので釣客達に人気のスポットのようである。その日に獲れた新鮮な魚介類を使った料理で、ボリューム満点で食べ応え充分だ。

朝獲れ姿造り
新鮮な魚介類
夕食
タコのカルパッチョ、サザエ壺焼き、焼き物、煮物、切り蟹、酢の物(もずく)、後から茶碗蒸し、お吸い物が出る
イワシの天ぷら
イワシの天ぷら
朝食
朝食

日本海と三方五湖に囲まれた西田地区一帯に広がる梅林は「福井梅」の産地という。福井梅の発祥は江戸時代の天保年間(1830~1844)頃といわれている。この辺りのマンホールには梅の花がデザインされている。

若桜町マンホール
魚と三方五湖、梅の花、梨、梅丈岳をデザインした若桜町(旧三方町)のマンホール

2017年7月16日(土)曇り時々雨

鳥浜貝塚公園

近くで縄文時代の貝塚跡が発掘されたことを記念した公園である。

鳥浜貝塚公園
大きな縄文人のモニュメントが建つ鳥浜貝塚公園

龍双ヶ滝

部子川(へこがわ)と稗田川の合流地点にある滝で「日本の滝百選」の一つである。とくに滝壺らしきものは見当たらないが、岩肌を伝いながら落ちる景色は周りの緑とのコントラストがとても良い。

龍双ヶ滝
少々樹木が多い感じだが・・・
龍双ヶ滝 龍双ヶ滝
正面から眺めた滝
龍双ヶ滝 龍双ヶ滝
やや右から眺めた滝
龍双ヶ滝 龍双ヶ滝
左から眺めた滝
稗田川
稗田川

オウ穴群

龍双ヶ滝から500m程下流、部子川渓谷に急流により浸食されて出来た「丸い穴」がいくつも連続している。

部子川 部子川
小さな滝であるが水量が豊富
オウ穴群 オウ穴群
連続する丸い穴

耳岩菩薩

大野城へ向かう途中に「耳だけ岩」の案内があったので立ち寄った。昔から耳を病む者が祈願すると必ず治るといわれ「耳岩菩薩」として崇敬されていたと言う。

耳岩菩薩 句碑
ずらっと句碑が並ぶ

大野城

四方を山々に囲まれた大野盆地にあり、大野市の中心部にある亀山(標高 249m)にそびえる平山城である。麓には城下町が広がっているのだが、この城下町が霧に包まれて城だけが浮かび上がる光景は「天空の城」とも言われている。

城門
城門を潜ると天守が見えてくる
大野城 大野城
2層3階建の大天守(1968年再建)

平泉寺白山神社

平泉寺白山神社は明治時代までは天台宗の寺院「平泉寺」であった。平泉寺は霊峰白山の越前側登拝口に開かれた拠点寺院で泰澄によって717年(養老元年)に開かれたと伝えられている。

平泉寺白山神社
参道
八幡神社 祠
境内
拝殿
参道と拝殿
苔の絨毯 苔の絨毯
樹齢数百年の杉林と青々とした苔が広がる
苔の絨毯
一面に広がる緑の絨毯
本社
1795年(寛政7年)の建築
鳥居
三の宮への参道
参道 参道
三の宮への参道
三の宮 三の宮
白山神社境内の一番奥にある三の宮

国史跡白山平泉寺旧境内

かつては広大な境内に数十の堂や社、数千におよぶ坊院が建ち並ぶ一大宗教都市であった。1957年(天正2年)一向一揆との戦いで全山が焼失し、往時の姿を伝えるものはほとんど失われたという。1989年(平成元年)から始まった本格的な発掘調査によって、かつての境内の遺構が見事に残っていることが判明し、栄華をほこった中世平泉寺の全容が少しずつ明らかになっている。南谷坊院群発掘地では中世の遺跡として見事な石敷道と、斜面を段だんに整えながら続く坊院群の跡を見ることができる。

中世の遺跡 門・土塀の復元
整備された南谷坊院群発掘地
石敷道
石敷道
勝山市マンホール
参道の石畳と 杉並木をデザインした勝山市マンホール
勝山市マンホール
恐竜の足跡をデザインした勝山市マンホール

ゆるキャラ

平泉寺白山神社の境内にゆるキャラがイベントに登場。町の特産品であるタマネギをイメージした笠をかぶり永平寺町の「永」とお坊さんの「坊」を合わせた永平寺町イメージキャラクター・えい坊くん。勝山市のPR活動をする勝山市アイドルキャラクター・チャマゴン。平泉寺小学校公式マスコットキャラクター・平泉寺スギくんと大野市マスコットキャラクター・うぐピー。

えい坊くん ゆるキャラ
えい坊くん、チャマゴン、平泉寺スギくん、うぐピー

五太子の滝

越前海岸へ向かう途中、国道183号線に併走するように流れる一光川沿いの上流にあった滝である。渓流沿いには遊歩道があり涼風を味わえる。

五太子の滝 五太子の滝 五太子の滝
落差20mの五太子の滝

漁師宿

越前海岸にある宿に宿泊。昨日に引き続き獲れたて新鮮な魚介類を使った料理である。オコゼは見た目はグロテスクであるが刺身は白身で歯ごたえも良く美味、また肝は甘くこれもまた旨いの一言に尽きる魚であった。

夕食
酢の物、サザエつぼ焼き、焼き魚、煮魚、越前そば、サザエの釜飯、吸い物
活魚刺身盛り
オコゼ、サザエ、甘エビ等活魚刺身盛りと揚げ物
朝食
朝食
浜善
越前海岸 浜善
越前町マンホール
町の花・スイセン、旧町の木・マツ、町の魚・越前ガニをデザインした越前町マンホール。 越前ガニはマスコットキャラクター・越前かに太郎

2017年7月17日(月)曇り

越前町

呼鳥門

礫岩が自然の風と波の浸食作用を受けて出来た洞穴である。2002年まで国道305号が通る天然のトンネルであった。「呼鳥門」の呼び名は国道の前身となる県道開通時に当時の県知事が名付けたとされる。

呼鳥門 呼鳥門
高さ約15m、幅約30m
呼鳥門園地
越前加賀海岸国定公園
越前海岸
呼鳥門園地から眺める越前海岸
愛染明王洞
愛染明王洞 水仙廼社

地元の方が「レスト有情のトイレは一見の価値あり。写真撮っておいで」と薦めるので入ってみると、なんとトイレの個室が和風庭園になっている。

レスト有情
レスト有情
レスト有情 レスト有情 レスト有情
女性用トイレ
レスト有情 レスト有情 レスト有情
女性用トイレ
レスト有情 レスト有情
男性用トイレ

呼鳥門から国道305号線を少し北上したところにある銭ヶ浜は、磯釣り師たちの一級のポイントだそうだ。

窓岩
越前岬 銭ヶ浜

梨子ヶ平千枚田水仙園

越前岬の北側にある集落に入る。梨子ヶ平一帯は「日本の棚田100選」に選ばれた千枚田なのだが、他と違うのは越前水仙の群生地だというところ。水仙の棚田オーナー制度もあるという。日本で唯一、水仙畑による千枚田である。

千枚田水仙園 千枚田水仙園
水仙畑による千枚田

越前岬灯台と水仙ランド

越前岬灯台は若狭湾の東角にあり、丹後半島の経ケ岬灯台と対峙している。

越前岬灯台
2008年(平成20年)耐震対策のため、灯台を20m北東の場所に移設立替
水仙の館
ガーデンクラブハウス「水仙の館」

館内には初代越前岬灯台で2008年まで使われていた「フレネルレンズ」とそれを回転させた「水銀槽式回転機械」の現物が、海上保安庁より寄贈され、展示されている。温度管理された室内では水仙が通年開花しているので、いつ来ても楽しめる。

フレネルレンズ
水仙鑑賞庭園 水仙鑑賞庭園
水仙が通年開花の水仙鑑賞庭園ではスイセンの香り
越前岬灯台 越前岬灯台
白亜の灯台をバックに日本海を望む
水仙ランド
冬には斜面一面がスイセンで黄色に埋め尽くされる

越前海岸から一乗谷へ向かう途中「道の駅 一乗谷あさくら水の駅」に寄り道。

一乗谷あさくら水の駅
道の駅 一乗谷あさくら水の駅
福井市のマンホール
市の花・アジサイをデザインした福井市のマンホール

一乗谷朝倉氏遺跡

一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国時代に一乗谷城を中心に越前国を支配した戦国大名・朝倉氏の遺跡である。一乗谷城と山麓の城下町から構成される。

復原町並

復原町並というのは発掘された塀の石垣や建物礎石をそのまま使い復原された町並みのことである。山際には塀に囲まれた重臣の屋敷が並び、計画的に造られた道路を挟んだ向かい側に武家屋敷や庶民の町屋が並んでいる。

一乗谷朝倉氏遺跡
寺院や武家屋敷跡
復元町並み
道路をはさんで、武家屋敷や庶民の町屋
復元町並み 復元町並み
柱や壁、建具なども出土した遺物に基づいて復原
復元町並み
町屋の裏に当たる場所
復元町並み 復元町並み
発掘された塀の石垣や建物礎石をそのまま使い復原
一乗谷朝倉氏遺跡
山麓の寺院跡

朝倉館跡

遺跡のシンボルとして親しまれている唐門は戦国時代のものではなく江戸時代前期の建物で、朝倉氏五代義景の菩提寺として建てられたお寺「松雲院」の正門である。

唐門 唐門 唐門
義景館跡の入口に建つ唐門
館跡庭園 館跡庭園
館跡庭園は国の特別名勝

朝倉館は5代目領主の朝倉義景の館であった。三方が土手と濠で囲まれ常御殿、主殿、会所などの建物が真中の日本最古の花壇を囲み、その外側に台所、厩、蔵などが建っていた。

義景館跡庭園
義景館跡庭園
湯殿跡庭園 湯殿跡庭園
一乗谷で最も古い庭園と言われる湯殿跡庭園は国の特別名勝

資料館

城下町遺跡から発掘された出土品や遺跡に関する歴史資料、一乗谷の地形模型や朝倉館復原模型などを展示している。

一乗谷朝倉氏遺跡資料館
一乗谷朝倉氏遺跡資料館

一乗滝

一乗滝は足羽川の支流一乗谷川の上流にある水量豊かな滝である。宮本武蔵のライバルである佐々木小次郎が「燕返し」をあみだしたところと伝えられ、滝の近くには銅像が立っている。

一乗滝
落差12m

大本山永平寺

見学の前に一番近いお店「上街道」で昼食にした。

おろし蕎麦 上街道
駐車場も完備

永平寺は曹洞宗の大本山の一つで道元禅師によって1244年(寛元2年)に開創された修行僧の道場である。入口にある龍門には「汲流千億人」「杓底一残念水」と刻まれている。これには海の深い底にある「龍門」を魚が通ると龍に変わるという言い伝えがあり、修行僧が杓の底に残るわずかな水にも目をむけ、魚が龍になるように修行に励むべきであるという道元禅師の願いが込められているのだそうである。

曹洞宗大本山永平寺 曹洞宗大本山永平寺
「汲流千億人」「杓底一残念水」

四方を山に囲まれ古杉の林立する中に回廊で結ばれた七堂伽藍が建ち並ぶ。七堂伽藍とは山門・仏殿・法堂(はっとう)・僧堂・庫院(くいん)・浴室・東司(とうす)のことである。

参道
龍門を通り参道を進む
参道 一葉観音像
参道の脇に一葉観音像が祀られている
参道
境内には樹齢約700年の老杉もあるという
右奧に唐門(勅使門)
報恩塔(納経塔)
永平寺
参拝者入口
中雀門
廊下から眺める中雀門(右奧)
階段廻廊 階段廻廊
階段廻廊

山門は住職のみが通れる神聖な場所であり、修行僧にとって山門を通れるのは修行に入る時と修行を終えて下山する時だけである。両側には四天王が展示されている。総欅造りの唐風楼門は、釘を1本も使わずに全て木組みで造られている。

山門
山門を眺める
仏殿 仏殿
仏殿は七堂伽藍の中心に当たる建物
食事の準備が整った合図に魚梆(ぎょほう)が打ち鳴らされる
廻廊
廻廊の階段
承陽門 承陽門
道元を祀る御真廟・承陽殿の前にある承陽門
承陽殿扁額
扁額は明治天皇の筆によるもの
法堂 法堂
廻廊階段を登りきった七堂伽藍の一番奥、もっとも高い位置にある法堂
廻廊
法堂から眺める廻廊階段
法堂
廻廊から眺める法堂
仏殿
仏殿
大庫院 大庫院
大庫院
仏殿 中雀門
大庫院から眺めた仏殿と中雀門
廻廊廊下
廻廊廊下
松平家廟所
松平家廟所
山門の四天王
南方・増長天王、西方・廣目天王
大数珠
祠堂殿入口上方に掛かる大数珠(長さ18m 重さ250kg)
報恩塔
報恩塔(納経塔)
傘松閣 傘松閣
傘松閣
傘松閣天井絵配列図

有磯海SA

帰路はカフェ&レストラン「有磯海」で休憩。食事中に夕日が沈んでいった。

ありそブラックオムハヤシ
ふわふわとろとろのオムライスにハヤシソースがかかっている
恋人の聖地
鐘のモニュメント・ミラージュ・ベル

コメントをどうぞ

XHTML: 次のタグを使用できます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

[PR] じゃらん

    アーカイブ

    Feed

    メタ情報