町ぐるみのもてなし真壁ひなまつり
茨城県桜川市で開催中の真壁ひなまつりへ。160軒以上の家々がひな人形を飾るというイベントで、もともとは「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」という一言から始まったとされる。歴史を感じる町並みと雛人形に出会う。
2016年2月11日(木)晴れ
潮田家住宅
早朝は人通りも少なく歩きやすい。祝日ともあってどこも開店の準備をしている。ひとまず、ひなまつりイベントの中心部にある潮田家へ。潮田家は江戸時代末期に呉服・荒物・雑貨商を営んでいたといい、住宅は真壁町の登録文化財の第一号に指定されている。そして建物の内部には江戸、明治、大正、昭和と激動の時代をくぐり抜けてきたと思われるひな飾りが並ぶ。
御陣屋前通り
潮田家から御陣屋前通りに入ってしばらく歩くと、左手の建物の2階部分にひな飾りを発見。看板には「旅籠ふるかわ」とある。現在は1日1組限定の宿で、古民家のような建物は築160年以上だという。
中村家
続いて、地元の観光案内人から「是非見てね」と教えて頂いた中村家。こちらには土・日曜日のみ運がよければ出会える、真壁で最も古いとされる江戸時代の雛人形が飾られている。保存状態も良く、これまで大切に扱われてきたのだろう。
いしおさん
石の街・真壁には石の妖精をイメージしたマスコット「いしおさん」がいる。道端のお地蔵さんのように、いつも固まってめったに動かないらしい。
古い町並み
真壁の町には見世倉・土蔵などが軒を連ねる。ひなまつり開催期間でなくても楽しめるはず。
真壁伝承館
さらに真壁の歴史を学びたいなら真壁伝承館へ行くと良い。日曜祝日は休館なのだが、ちょうど伝承館が臨時に開館していたので見学することにした。歴史資料館では真壁城や真壁陣屋を中心とした展示が行われている。他にも「まかべホール」が併設され、時々イベントが開催される。
再びひなまつりイベントを巡る。昼頃になるとかなり人通りも多くなる。だいぶ歩いたところで昼食。
農産物直売所
最後は地元の農産物直売所を巡り、良さそうなものを探した。