陶芸家/板谷波山記念館
茨城県筑西市にある板谷波山記念館を訪ねた。日本陶芸界の巨匠である板谷波山の足跡を伝える記念館である。
2019年6月8日(土)晴れ
板谷波山記念館
「板谷波山記念館」は、波山の足跡を伝える記念館として、1980年(昭和55年)に生家敷地内に開館した。板谷波山は茨城県下館市(現・筑西市)に生まれ、明治後期から昭和中期にかけて活動した陶芸家である。陶芸家として初めて文化勲章を受章した。また1995年(平成7年)4月には、新たに生家、庭園、作業場、展示館などを整備し、記念公園として一般公開している。
生家は、木造瓦葺平屋建で、6畳2間と3畳の間に1坪の玄関と3坪の台所があり、天井裏が一部物置となっている。
展示室には、波山の作品のほか、道具類や素焼、陶片などの制作の様子がうかがえる様々な資料、並びに波山による掛軸や素描など、ここでしか見られない貴重な展示品が展示されている。
作業場には、東京都北区田端の波山住居にあった工房がそっくり移築され、数々の名作を生み出した窯、ろくろ、石臼、水瓶など生前使用していた道具類も当時の姿で再現されている。