新宿御苑100周年
東京、新宿にある新宿御苑を訪れた。新宿御苑は、都市公園としての機能を併せ持った庭園である。2006年4月から2007年3月までは、新宿御苑100周年を記念したイベントなどが行われている。
2007年1月25日(木)晴れ
国民公園
朝から雲一つ無い青空に恵まれたが風は少し強めだ。新宿駅から甲州街道をしばらく行くと新宿御苑の門が見えてくる。
門を抜ければ、目の前には広大な庭園が広がる。これこそ大都市の喧噪から抜け出したかのような感覚であり、新宿にありながらも、「繁華街」からは隔絶された場所なのである。 新宿御苑は環境省所轄の国民公園として親しまれているようで、昼寝をする人やスケッチをする人、また植物の写真を撮っている人の姿なども多く見られる。
苑内を横断するように配置された水の存在が、落ち着いた雰囲気をもたらしてくれるのかもしれない
季節の花々
冬から春にかけての季節に咲く花はそれほど多くはないが、カンツバキやスイセンなどは綺麗な花を咲かせている。咲いたばかりのフクジュソウだが、そろそろ見頃を迎える。
日本庭園
まずは手入れの行き届いた美しい庭に目を奪われるのだが、この時も松の剪定の真っ最中だった。この広大な苑内のどの場所を見ても、隅々まで整備・手入れがなされており、まさに国民公園と呼ばれるにふさわしい庭園だと言えよう。
遠方には新宿の高層ビルが見える。なんだか、New YorkにあるCentral Parkを彷彿とさせるのである。 また新宿御苑はかつて皇室の御料地だったこともあり、苑内には昭和天皇のご成婚を祝って創られたという旧御凉亭がある。この建物は台湾建築と言うのだそうで、独特の形をした屋根が特徴的だ。
運が良ければ、湖面に映った旧御凉亭の像を見ることができるらしい
新宿駅、大変化の予感
新宿駅南口は大規模な工事の真っ最中である。 基本的には橋を架け替える工事なのだが、それと同時にタクシー乗り場や高速バス乗り場などを配置する。 つまり線路の上に広がる空間を活用し、新たな土地を創出するというわけだ。 かつてタカシマヤ タイムズスクエアができた時には人の流れが大きく変わったが、この工事によって人と車の流れが大きく変化しつつある。