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新春 鎌倉瑞泉寺と寒牡丹

2007年1月10日(水)晴れ

正月の余韻が残る中、鎌倉の瑞泉寺と鶴岡八幡宮を訪ねることにした。天気も良く、鎌倉散策日和である。

鎌倉駅 駅舎
鎌倉駅前

ビーフシチュー 店
鎌倉駅のそばで昼食

瑞泉寺

鎌倉駅からバスで塔の宮へ。しばらく歩くと、瑞泉寺の総門が見えてくる。総門を抜けた先にも民家が続いており、なんだか不思議な感覚だ。

瑞泉寺は、二階堂道蘊によって創建された臨済宗の寺院で、夢窓国師(夢想疎石)の手による岩庭が見事である。 また、5万坪という境内は国の史跡に、また庭園は国の名勝に指定されている。

本堂
本堂のそばに黄梅の花が咲くという。

山門 庭 鐘
山門のそばには吉田松陰の碑がある。

境内では椿や水仙などが見られるが、季節によっては梅やツツジなどといった多くの花が咲く。また秋には素晴らしい紅葉を拝むことができるそうだ。

スイセン
陽の光を受けて輝く水仙の花

キク
菊の花がちらほら

庭園

禅僧である夢窓国師は、多くの造園を手がけたことでも知られており、瑞泉寺の岩庭を作ったのち、京都の西芳寺(苔寺)や天龍寺にても造園を行った。西芳寺と天龍寺の庭園は、どちらも国指定の特別名勝・史跡である。

庭園
庭園は、ちょうど本堂の裏側にあたる

瑞泉寺の庭園は岩庭と呼ぶにふさわしい。それは、錦屏山にある鎌倉石の岩盤を巧みに造形したものであり、滝、池、中島等のすべてが岩盤によって表現されている。現在の庭園は1970年に復元されたものというが、その迫力は健在である。

岩庭

鶴岡八幡宮

初詣の参拝客で賑わった余韻が感じられる鶴岡八幡宮は、年間を通して多くの人々が訪れる場所として知られている。鎌倉幕府との縁が深く、鎌倉武士の守護神でもある。また鶴岡八幡宮の参道でもある若宮大路は、源頼朝自らも築造に参加したと伝えられている。

参道から、舞殿(手前)と本宮(奥)
三の鳥居付近から本宮を望む

鶴岡八幡宮の大石段と本宮(上宮)と大銀杏
大銀杏の横にある石段を登れば、眼下には鎌倉の町が広がる。

神苑(ぼたん園)

鶴岡八幡宮にあるぼたん園では、寒牡丹がちょうど見頃を迎えており、見学者の目を楽しませてくれる。霜が降りるのを防ぐため、それぞれの牡丹は傘や覆いなどでしっかりと守られている。

ボタンの花 島の輝
島の輝

石筍 ボタンの花 ぼたん園内
ぼたん園は、源氏池の周りを囲むようなところにある。

源平池

ぼたん園からは、源氏池を眺めることができる。話によれば、「源氏池には島が3つ、平家池には島が4つあり、それぞれの島の数が源氏の繁栄(三=産)と平家の滅亡(死=四)を表している」のだとか。

源氏池
鴨が泳ぐ、のどかな風景

源氏池
春になると、桜が満開になる

漬け物 味くら

「味くら」の漬け物。左から「朝採り枝ごぼう」「赤しば漬」「白しば漬」
お土産用に購入。

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