頼朝公ゆかりの湯と、鯛踊る南房総
南国の香り漂う、千葉県・南房総を訪ねる。千倉温泉、鯛ノ浦、勝浦を巡り、新鮮な地魚を味わった。
1997年8月23日
木更津南までは館山自動車道を利用。今のところ木更津南が館山自動車道の終点のため、ここから先は一般道をゆく。
野島埼灯台
野島埼灯台は、日本初の洋式灯台で、また房総最南端の灯台でもある。螺旋階段を上っていくと、目の前に太平洋が広がる。野島埼灯台からは伊豆半島なども見えるらしいが、目を凝らして見ても、どこだかわからない。
続いて、すぐそばの野島埼海底透視船に乗船。この船は、底部分の一部がガラス張りになっていて、海底が見えるのだ。海中探検に出発。ひょっとして海人さんが潜っているのでは、と少し期待したのだが、それらしき姿は見あたらなかった。運が良ければ、潜っている姿を見ることができるのかもしれない。
千倉温泉
本日は千倉温泉・千倉館に宿泊。千倉温泉は、鎌倉時代に源頼朝がたびたび訪れ英気を養ったと伝えられているなど、なかなか歴史ある温泉のようだ。夕食には海の幸を堪能した。夜は海岸まで散歩しつつ、持ってきた花火を楽しんだ。闇の先には太平洋があるわけで、波の打ち付ける音が聞こえる。
1997年8月24日
房総フラワーラインに咲く花々が綺麗だ。そのまましばらく海岸線を進み、勝浦方面へ向かう。
鯛ノ浦
勝浦へ向かう途中、小湊に立ち寄る。小湊は「鯛の浦」として知られているように、特別天然記念物「鯛の浦タイの鑑賞」ができる場所だ。早速、鯛の浦遊覧船に乗船。さぞかし鯛が沢山泳いでいるのかと思ったが、どうも鯛の姿がよく見えない。ひょっとして見過ごしてしまったのだろうか。確かに鯛が泳いでいるのは少し見えたが、やや心残りな気もする。船を降りた後、誕生寺へ立ち寄った。
勝浦
勝浦で地魚の寿司を味わった。