小江戸に桜吹雪、利根川沿いの町 潮来・佐原めぐり
茨城県潮来市にある長勝寺を訪ねた。長勝寺では満開の桜が見頃を迎えている。その後、利根川を挟んで対岸に位置する水郷・佐原を散策した。
2007年4月8日(日)晴れ
長勝寺の茶会
この日、長勝寺の境内では茶会が催されており寺を訪れる人も比較的多いようだ。雲一つ無い青空という好天に恵まれ、まさに暖かな春の陽気である。長勝寺は桜が満開。葉桜になっているものがちらほら見えるものの、まだまだ見頃だ。門から本堂へと続く桜並木は特に素晴らしく、ぜひ一度見ておきたい場所である。
中朱門を通して本堂を見渡せば、本堂の周囲に桜色の景色が広がる。
手焼きせんべい
駐車場のそばに「潮来にしくらの手焼きせんべい」があったので立ち寄ってみた。おみやげは唐辛子せんべいと胡麻せんべい。煎餅本来の堅さと手焼きならではの焼き具合が味わい深くおいしい。
佐原
利根川を渡れば佐原(香取市)である。江戸期より水運の町として栄えた佐原は、古い町並みを残そうという活動が行われており、歩けばちょっとした「小江戸」の雰囲気。町を散策しながら買い物や食事などをするのも楽しみの一つだ。もちろん伊能忠敬記念館や伊能忠敬旧宅などを見学するのもよいだろう。今回は植田屋荒物店で根付けを、油茂(あぶも)でごま油を購入した。
おみやげの根付け。ふくろうと「不苦労」とも言われ、厄除けになるのだとか。
香取神宮
忠敬橋からしばらく行ったところには香取神宮がある。三重の伊勢神宮、茨城の鹿島神宮とともに知られる香取神宮は、全国各地にある香取神社の総本社である。参道の両側は桜や楓が並び、秋には見事な紅葉が見られるという。本殿の脇には三本杉がそびえる。かつて源頼朝がこの地を訪れた際、元々一本だった杉が三本に分かれたという伝説が伝わっている。
トランキュルよしやで夕食
続いて佐原の 「トランキュルよしや」でのんびり夕食。静かで落ち着ける店内は古民家とのこと。