出羽の独立峰 鳥海山に挑む
秋田・山形の最高峰である鳥海山へ登山した。山小屋に泊まらずに戻るため所要時間も比較的長く、余裕を持った山行計画を心がけた。翌日は鳥海山麓にて2時間程度のウォーキングを行った。
2012年8月4日(土)晴れ
鉾立登山口から御浜小屋
早朝4時前に到着したときは周囲が真っ暗だったが次第に周囲が明るくなってきた。見回せばそれなりに登山者の姿もあり、道のり(往復10時間ほど)を考えればのんびりはしていられない。
鳥海湖
2時間程歩いて御浜小屋に着いた。完全に日も昇り良い天気で鳥海湖もよく見える。鳥海湖の周囲にはわずかに残雪も見える。
御浜から七五三掛
御浜からは鳥海湖を右手に見ながら少し下る。このあたりがちょうどお花畑のようになっており、キスゲやチングルマ、ハクサンシャジンなど多くの植物が見られる。
七五三掛から山頂
しばらくして分岐・七五三掛に到着。ここから山頂へは、往路に千蛇谷ルート、復路に外輪山ルートを使うことにした。崩落により、実際には七五三掛から少し上ったところに分岐がある。しばらく歩くと千蛇谷の雪渓が見えてくる。千蛇谷を横切り、右手に外輪山を眺めながら徐々に高度を上げていく。
御室
溶岩の道を上りきって御室小屋に到着。すでに多くの登山客が集まっている。バイオトイレが整備されており、なかなか綺麗だ。
山頂より下山
下山コースは外輪山ルートを使う。千蛇谷を右下に見ながら尾根道を進むコースである。道幅はそれほど広くないが、すれ違いなどは余裕。
GPSログ
出発時刻: | 4:36:59 |
到着時刻: | 15:15:22 |
合計時間: | 10時間38分23秒 |
合計距離: | -5932.64km |
最高標高: | 2176.97m |
最低標高: | 1151.3m |
平均速度: | -0.02km/h |
吹浦にて宿泊
下山後は鳥海温泉 遊楽里に立ち寄りリフレッシュ。本日はドライブインよしのに宿泊。夕陽スポットとして知られ、日本海に沈む綺麗な夕陽が見られる。
2012年8月5日(日)晴れ
朝の散歩
本日も晴天なり。朝の散歩に向かう。羽越本線にほど近く早朝から列車の音がこだましている。道を歩く人の姿もまばらだったが、駅の近くで声がするので近づいてみると、梅干しを作っている真っ最中。かなり量があるので自宅用なのかと尋ねてみたら、お裾分けするのだそうだ。
十六羅漢岩
吹浦駅からそれほど遠くない海岸に十六羅漢岩がある。海岸の岩に多くの仏像が彫られているもので、遠くから見ればただの岩のように見えるが、近くで見れば確かに不思議な仏像である。
二ノ滝口
鳥海山への登山ルートの一つでもある二ノ滝口へ足を延ばした。二ノ滝口からの山頂への登山ルートは特に距離が長く健脚向きだが、今回は二ノ滝までの遊歩道ハイキングということで気が楽だ。また遊佐から二ノ滝駐車場へ向かう途中には「おいしい水」として知られる胴腹滝があり、訪れたときにも数人が水を汲みに来ていた。
月山そば
月山の近くで立ち寄り湯とそば屋に立ち寄った。