鳥海山麓の紅葉と収穫の秋田
秋田県側から鳥海山麓にある大谷地池や象潟九十九島など、色々な角度から鳥海山を眺める。場所によっては紅葉が見頃を迎え、農作物も秋の収穫時期を迎えていた。鳥海山からの伏流水によってもたらされる自然の恵みを感じる地域である。
2015年10月10日(土)晴れ
錦秋湖SA
鳥海山を見る前に、秋田自動車道の錦秋湖SAに立ち寄った。敷地内に栗園があり自由に栗拾いができる。大きな栗を沢山収穫できた。
長谷寺
由利本荘市赤田にある曹洞宗の寺院である。高さ約9m、木製金箔押しの長谷十一面観音立像は通称赤田大仏と呼ばれ奈良県桜井市の長谷寺、神奈川県鎌倉市の長谷寺と並び日本三大長谷観音の一つと言われている。
由利高原鉄道 鳥海山ろく線
由利高原鉄道の鳥海山ろく線は羽後本荘と矢島を結ぶ地方路線。晴れた日には車窓より鳥海山が望める。
国道108号(矢島街道)沿いにある「ゆりちゃん市場」へ。子吉川流域の肥沃な土地と温度差の多い鳥海高原で栽培した高原野菜を扱っていて、新鮮で安心な野菜が手に入る。
大谷地池
標高400m、鳥海高原南由利原青少年旅行村に隣接する人工湖で鳥海山の眺望スポットとなっている。遊歩道やサイクリングロードが巡り四季折々の自然が満喫できるようだ。天候があまり思わしくなかったのではっきりとした鳥海山は望めなかった。
にかほ市散策
にかほ市は由利郡仁賀保町・金浦町・象潟町が合併して発足した。象潟独特の風景を眺める事にした。
道の駅
象潟町を360度眺めることが出来る、道の駅象潟「ねむの丘」にある展望塔に立ち寄った。日本海に沈む夕日のスポットにもなっている。陸側の眼下に見えるのは九十九島。
象潟九十九島
九十九島は江戸時代まで60程の島々だったが、大地震で地盤が隆起し、現在は田園地帯に浮かんでいるように見える。絶景として松島と並び称されたとも言われる。
- 水田の中に小島がある
- 海岸と灯台と日本海の夕日、ミズバショウ(仁賀保町) フクジュソウ(金浦町)ねむの花(象潟町)旧町の花をデザインした
- 九十九島と日本海の夕日、町の木クロマツをデザインしたマンホール
蚶満寺
比叡山廷暦寺の慈覚大師円仁が開山したといわれ、九十九島の要にあった古刹である。松尾芭蕉が「奥の細道」で訪れたといわれ境内には松尾芭蕉の像がある。
金峰神社・奈曽の白滝
続いて奈曽の白滝に立ち寄る。金峰神社の参道の途中に滝へと下る道がある。長い石段を下っていくと、うっそうと茂る木々に囲まれた奈曽の白滝が見える。
元滝伏流水
以前にも訪ねたが、迫力ある神秘的な滝は何度見ても飽きることはない。鳥海山に染み込んだ水が80年の歳月をかけ、幅約30mの岩肌一帯から一日5万トンもの水が湧き出している滝と言う。
夕陽
夕陽もまた象潟名物の一つで、日本海に沈む様子を拝むことができる。
2015年10月11日(土)曇り時々雨
羽越本線
海岸沿いを羽越本線が走っている。
紅葉狩り
鳥海山の北側から獅子が鼻湿原方面へ進むと、途中でちょうど見頃の紅葉が見られた。さらに猿倉登山道入口を過ぎて法体の滝へと下る。
法体の滝と玉田渓谷
法体の滝から上流の玉田渓谷を散策。法体の滝を下から眺めるだけでも楽しめるが、展望台まで行けばさらに良い景色が見られる。
一の滝、二の滝を見ながら渓谷沿いの遊歩道を歩く。
川の流れが急になり道が険しくなってきたあたりで洞合の大甌穴に到着。
近くにある木造の洞合橋は「壊れていて危険なので渡れません。」の表示があり引き返した。
なお下流域の百宅地区には鳥海ダムの建設が予定されており、滝周辺の道路が一時的に通行できなくなる可能性もある。
仙台
法体園地駐車場を後にし仙台方面へ向かう。鳴子温泉で立ち寄り湯、手足を伸ばしてゆっくりしてから、ホテルメルパルク仙台で夕食をとり帰路につく。