妙高山麓と山田温泉の滝めぐり
新潟県を代表する山の一つ、妙高山の麓を散策する。山々の紅葉は見頃である。温泉やスキー場など多くの観光施設が点在している。さらに午後は長野県高山村にある山田温泉を訪れた。
2015年10月17日(日)晴れ
苗名滝
苗名滝は新潟県と長野県との県境となっている関川にかかる滝である。柱状節理の玄武岩壁から水しぶきを上げて流れ落ちるさまは迫力がある。
関川の上流には笹ヶ峰ダムがある。発電用水として取水された後はほとんど関川に戻ることなく農業用水として使われており、上越地方の渇水対策の一つとなっている。
いもり池
妙高高原池の平温泉にある周囲500mほどの池で、昔はいもりが多く生息していたことからこの名がついたと言われている。妙高山が水面にくっきり映る撮影スポットである。池を一周する遊歩道も整備されている。
岡倉天心六角堂
赤倉温泉には岡倉天心六角堂がある。岡倉天心は茨城県・五浦海岸へ移る以前に赤倉の地に拠点を構えていた時期があり、晩年にも療養のために移った赤倉の山荘で最期を迎えた。そのため1966(昭和41)年に有志によって山荘跡へ記念六角堂が建てられたのである。内部には平櫛田中作の天心の金色の胸像が安置されている。
不動滝
いくつか滝を巡る。以前は妙高山系でもっとも大きな滝で、別名「大滝」とも呼ばれていたが、滝壺が土砂で埋まってしまい現在は落差20mとなってしまった。正面にある道路から眺めるのがよい。
惚滝
温泉街手前にある駐車場に駐め、昔ながらの湯治場的な雰囲気が残る温泉街を通り過ぎると、左は妙高山、右は火打山の登山道への案内標識がある。先ずは妙高山方面に向かい惚滝展望台へ行くことにした。
途中には黄金の湯という露天風呂があり、自由に入浴できる。妙高山を眺めながら温泉に浸かるという大自然満喫の露天風呂である。
黄金の湯から少し坂を登ると展望があり、惚滝がよく見える。
先程の標識まで戻り今度は火打山方面、右ルートをしばらく散策する事にした。川に沿って暫く歩くと妙仙橋が見えてくる。ちょうど惚滝を眺めた展望台の真下にあたる。
妙仙橋を渡ったところで脇道を川沿いに降りて河原の湯へまで行ってみることにした。
続いて千曲川を挟んで西側に位置する長野県高山村へ向かう。途中で小布施町などに立ち寄る。
高山共撰所直売所
ちょうど「りんご詰め放題」の開催が始まるグッドタイミング!早速参加することに。シナノスイートや秋映などを格安で手に入れる事が出来た。
舞の道遊歩道
高井橋の脇、露地門から薬師堂まで松川沿いにある約1.3キロの遊歩道を歩く。土砂崩落により高井橋側から通行止めになっていたようであるが2015年7月1日に約6年ぶりに開通した。
八滝
山田温泉の温泉街からさらに奥へと進むと大きな滝が2箇所ある。まず山田入洞門をくぐった道路沿いに八滝(落差約180m)がある。
雷滝
八滝から山田牧場へ向かう道路沿いに雷滝(落差30m)がある。滝の裏側からみる事ができるため、別名「裏見の滝」と呼ばれている。
山田牧場
せっかくなので山田牧場まで足を延ばすことにした。山田牧場は標高1500mの笠岳南斜面に広がる牧草地で、約1000頭の牛が放牧されている。冬にはスキー場のゲレンデとなる。
山田温泉にて立ち寄り湯。須坂の高山亭で夕食。