雪の中にも湯が涌くよ草津温泉
雪景色と温泉を楽しみに日本三名泉の一つとされる群馬県の草津温泉に出掛けた。外湯めぐりを楽しんだり、草津片岡鶴太郎美術館でのんびり作品を鑑賞したりした。
2017年1月20日(金)雪のち曇り
温泉街
東京駅から草津温泉への直行バス(八重洲南口10:10発・上州ゆめぐり東京3号)に乗った。途中の上里SAで休憩を取るものの、草津温泉バスターミナル(13:46着)まで、乗り換えなしで3時間半~4時間程の気軽で楽な旅である。
光泉寺
日本三大温泉薬師の一つとして有名な光泉寺を訪ねた。参道の階段を登ると、境内から湯畑をはじめ温泉街が見渡せる。
湯畑
温泉街の中央に位置する湯畑では毎分4000ℓの源泉が湧き出していて、常にもうもうとした湯けむりが舞い上がっている。湯畑はまさに草津温泉のシンボルで、周囲にはみやげ屋や飲食店が軒を連ねている。湯畑の周りをぐるっと一周する事が出来る。
- 湯けむりがもうもうと舞い上がる
- 湧き出たお湯が木樋を通る
- 湯の花を沈殿させ後に土産の「湯の花」が採れる
- 木樋から滝となって流れ落ちる源泉
- 滝壺はエメラルドグリーンの源泉
- みやげ屋や飲食店が軒を連ねる。瓦を敷きつめた歩道が目を引く
外湯めぐり
外湯めぐりでは、源頼朝が発見して入浴したという言い伝えのあるいで湯「白旗の湯」に入った。
旅館街
旅館街を歩く。旅館の玄関先は雪かきを終えて奇麗になっていた。
店頭の「あげまんじゅう」の幟に惹かれて店の中へ。お店で製造している温泉まんじゅうを店頭で揚げて販売しているお店である。湯畑を眺めながらアツアツを頂くのが良い。
2017年1月21日(土)雪のち曇り
昨夜から雪が降り続けたようだ。早朝に窓から外を眺めると、家々の屋根は今にも滑り落ちそうな雪で覆われていた。
西ノ河原公園
雪の降る中を西ノ河原公園に行ってみた。辺りは一面の雪、水墨画のような景色が一面に広がっていた。また湯川にはチャツボミゴケが生息しているというので、初夏の頃にでもまた訪ねたいと思う。
草津片岡鶴太郎美術館
ドラマ・映画・演劇に活躍中の片岡鶴太郎さんの作品を展示している美術館である。日常のありふれた題材を扱った親しみやすい作品を鑑賞して来た。
湯畑
美術館から温泉街へ戻る。ちょうど昼時となり湯畑の近くにあるそば屋さん「柏香亭」で一休みした。
昨日の夜から降り続けた雪も午後には止んだが、湯畑の景色は昨日とは違う様相である。木樋の上にも雪が積もり温泉の熱で徐々に溶けていく様子がうかがえる。これぞ銀世界の湯の町である。
本家ちちや本店で温泉まんじゅうを買い、草津温泉駅バスターミナルへ向かう。
高速バスで帰宅途中、工事中の八ッ場ダムが見えた。