ありがとう。閉館が迫る、交通博物館
2006年4月16日(日)曇り
交通博物館
交通博物館は2006年5月14日、その長い歴史に幕を下ろす。その最期を見届けようと、秋葉原にある交通博物館を見学した。折しも「旧万世橋遺構特別公開~ここは、かつて、駅だった~」というイベントが行われており、普段ならば見ることのできない、万世橋駅の内部を見ることができた。また、3月21日から4月28日まで開催の「スタンプコレクション」(館内のスタンプラリー)を完成させると、記念としてクリアフォルダーがもらえるのだ。なんだかちょっとうれしい。
鉄道を始め、あらゆる交通の総合博物館として親しまれてきた。正面にある新幹線はいわば博物館の「顔」だ。
展示品の数々
「誰もが、見て触れて楽しめる博物館」というコンセプトは、2007年10月にさいたま市でオープンする「鉄道博物館」へと受け継がれることだろう。
中でも人気の鉄道模型。閉館が近いからか親子連れで賑わい、臨時運転も行われた。
実物に肌で触れ、動かすことができるという点も、人気の秘訣に違いない。
旧万世橋駅遺構
交通博物館はもともと中央線のターミナル・万世橋駅に1936年、鉄道博物館としてオープンした。それ以後、展示品の拡充や建物の改装を行い、現在の姿となった。そのような経緯もあり、博物館内部にはかつての駅としての面影が、今なお残っている。今回は2001年に初めて行われた「交通博物館80周年記念・万世橋駅遺構公開」に続く、万世橋内部の公開だ。実に貴重な体験をすることができた。
ホーム上に設置された「萬世橋」の駅標が、かつての現役時代を偲ばせる、かも。
中はひんやり。これまで公開されることが少なかったということもあり、内部はほぼ当時のまま。まるでタイムスリップしたかのようだ。
秋葉原駅
秋葉原駅に併設のアキハバラデパートは1951年に開店。同デパートは2002年、JR東日本グループとなった。
秋葉原駅周辺は再開発によってその表情を大きく変えたが、まだまだ「電気街、秋葉原」としての趣がある。