カタクリの国上山と弥彦山をめぐる春の桜ライン
長野から新潟へ、姫川沿いを日本海へと下る。サクラの開花は場所によってまちまちだが、標高によって開花状況が違うというのもはっきり見て取れた。まだ残雪のある遊歩道はやや歩きづらいが、雪解けとともに随所に春の芽吹きがあり、冬の終わりと春の訪れを感じる。
2012年4月28日(土)晴れ
姫川源流
まだ残雪のある遊歩道はやや歩きづらいが、雪解けとともに随所に春の芽吹きがあり、冬の終わりと春の訪れを感じる。ちょうどミズバショウも顔を出していた。田んぼは田植え間近と思われる。
大出公園
前回、大出公園を訪れたときは山に雲がかかっていたが、今回は白馬連峰の稜線がはっきり見て取れる。残念ながら川岸のサクラは開花しておらず、今にも開きそうな蕾がついているのがなんとも惜しいところ。
落倉自然園
ミズバショウが多く見られる落倉自然園へ足を延ばした。この時期にはミズバショウとともにザゼンソウの姿も。
大糸線と姫川沿いを下る
何の変哲もない場所なのだが、どこからともなくカメラを抱えた人の姿がちらほらと。昼下がりには特急あずさがやって来るのである。
ジオパーク
以前も訪れたのだが、せっかくなので糸魚川ジオパークの一つ、糸魚川‐静岡構造線露頭に立ち寄った。根知川の上流には頸城駒ヶ岳と雨飾山がそびえている。ちなみに根知側から雨飾温泉経由(梶山ルート)でも雨飾山に登ることができるらしい。頸城駒ヶ岳は冬に全長100mを越えるカネツコロ(大つらら)ができるという。
日本海
姫川の流れは日本海へと注ぐ。付近がヒスイ海岸である。
長者温泉
温泉と海の幸が楽しめる宿と聞きつけ、長者温泉の一軒宿・長者温泉ゆとり館に宿泊。茅葺き屋根の素朴な佇まいのゆとり館は、地元の方によって運営されている「公共の宿」とのこと。売店には地元で採れた山菜が並んでいる。ちなみに、ちょうど田植えの時期と重なっているので、山菜を採る人は少ないそうだ。
- 宿に到着、バス停の近くには鯉のぼり
- かやぶきの方は古民家を改築した「ふぁみりー館」で、もう一方は「ゆとり館」
- 食事は、棚田で採れた地元米の棚田コシヒカリ
- 夕食はこんな感じ(お刺身の盛り合わせは別メニュー)
- 朝食
2012年4月29日(日)晴れ時々曇り
カタクリ群生地
近くにカタクリの群生地があると聞き足を延ばした。群生地とは聞いていたが、道端のいたる場所に咲いているのだから大したものである。
国上山
以前も訪れたことのある国上山に到着。カタクリの花は少し残っていたが、ユキワリソウはほぼ咲き終わり。日和も良く、頂上は多くの家族連れで賑わっていた。
- 国上寺本堂と枝垂れ桜
- 国上寺脇の登山口
- 途中にある展望台からの眺め、眼下に広がる田んぼは田植え間近か?
- 山頂(標高313m)からの日本海は…眼前に木が茂り見晴らしはあまり良くない
- 山頂から少し降りると蛇崩れが現れる
駐車場前の「ちご道登山道」に到着。朝日山展望台は越後平野と大河津分水路が見渡せるのだが、花曇りのせいかぼんやりとした景色であった。
弥彦山
国上山の近くにある弥彦山へ。弥彦山スカイラインやロープウェイもあるので、山頂へのアクセスは容易。そして弥彦山の高さが634mなので、ちょうど東京スカイツリーと同じ高さだと宣伝しているようだ。
彌彦神社
麓にある弥彦神社にも立ち寄った。桜の見頃は終わっていて、夕方ということもあり参拝客などはそれほど多くなかった。境内は広く、木々がうっそうと繁っている。
弥彦公園
弥彦駅前にある弥彦公園は16万㎡におよぶ広さの公園で四季折々の花が楽しめるようである。中でも秋の「もみじ谷」は紅葉シーズンの人気スポットだ。