松本城と上田城にて春の桜巡り
桜は5輪咲くと開花宣言となる。その後の天気や気温に左右されるが1週間ぐらいで見頃となるようだ。松本城と上田城跡公園が5分咲きとなり天気も晴天の予報、チャンスとばかりに急遽花見に出掛けた。お城と桜はなかなか見られない景色であるが、天気にも恵まれちょうど見頃時期の桜を鑑賞できて満足な花紀行となった。
2014年4月12日(土)晴れ
アルプス公園
まずはアルプス公園へ寄ることにした。ピクニック広場からは残雪の北アルプス連峰が目前に広がり素晴らしい眺望だ。
城山公園
アルプス公園から少し下った場所に城山公園がある。市民の憩いの場所となっている公園で、花見の時期には多くの人が訪れ楽しむそうである。今回は満開の一歩手前と行ったところ。
旧開智学校
松本城へと向かう途中で旧開智学校に立ち寄る。旧開智学校は現存する擬洋風建築の代表的な建物だ。明治時代初期に、居留地の建築に刺激を受けた大工の棟梁が見よう見まねで洋風デザインの要素を取り入れた建物を建てるようになったそうである。
松本城
少し歩くと通りの向こうに松本城の天守閣が見えてきた。松本城は別名・深志城とも呼ばれ、姫路城、彦根城、犬山城とともに四つの国宝城郭のひとつ。到着が早かったのでまだ開門前である。
- 西側から眺めた天守閣と桜
- 西側から眺めた天守閣と桜
- 松本神社前から内堀と桜並木
- 北アルプス常念岳が見える
- 松本城公園を散策しながら
- 東側から眺めた大天守、辰巳附櫓、月見櫓
- お堀に映える松本城と北アルプス
- 天守と内堀
- 本丸に入る正門、櫓門と枡形からなり本丸防衛の要
- 黒門付近より天守
- 月見櫓、辰巳附櫓、大天守、渡櫓、乾小天守
- 黒門付近より天守としだれ桜
- 正面から見て右側の散策路を歩く
- 月見櫓、辰巳附櫓、大天守、乾小天守
- 天守と桜
- 鉄砲狭間、矢狭間がよくわかる
大手口を入るとまずは乾小天守(いぬいこてんしゅ)から順路が始まる。渡櫓には天守の瓦などが展示されている。
渡櫓の1階、大手口(先程の入口)から階段をおりて天守閣に進む。天守1階には内側の床より50cm低い武者走(むしゃはしり)がある。戦闘の時、武士が矢玉を持ってここを走りまわるのでその名がついたという。また方形の鉄砲狭間、長方形の矢狭間、石落が設けられている。天守2階には火縄銃が展示されていて松本城鉄砲蔵とよばれてる。
天守4階は柱が少なく天井が高く感じられる。また外光が入り明るく広々とした感じで室内の様子が他と異なっている。城主の座所に当てられた場所と言われている。
GPSログ
出発時刻: | 7:51:31 |
到着時刻: | 10:15:41 |
合計時間: | 2時間24分10秒 |
合計距離: | -5905.16km |
最高標高: | 625.09m |
最低標高: | 556.17m |
平均速度: | -0.02km/h |
松本市から上田市に向かう。途中「道の駅 あおき」に立ち寄る。長野県青木村のきのこをイメージしたマスコットキャラクター・アオキノコちゃんが迎えてくれる。あおき農産物直売所があり春の山菜などが売られていた。
上田城跡公園
上田城跡公園は真田氏の居城であった上田城跡を公園で、上田市の中心となっている。約千本の桜が咲き誇り、お城に映える桜やお堀の水面に映る桜などの景色を楽しむ事が出来る。ちょうど上田城千本桜まつり(4月4~20日)が開催されており大変な賑わいであった。
- 西櫓前、丸跡西側堀
- 北櫓/東虎口櫓門
- 真田神社
- 南櫓は観覧できる
- 北櫓前の枝垂れ桜
- 北櫓前の枝垂れ桜
- 北櫓と枝垂れ桜
- 本丸跡東側堀から眺める
- 本丸跡堀沿いの桜
- 本丸跡からの眺め
- 本丸跡の花見客
- モミジの芽吹き、秋には紅葉が楽しめる
GPSログ
出発時刻: | 12:22:09 |
到着時刻: | 13:20:44 |
合計時間: | 0時間58分35秒 |
合計距離: | -5897.96km |
最高標高: | 480.83m |
最低標高: | 191.68m |
平均速度: | -0.02km/h |
上田市街散歩
近くのそば屋へ。昼時を少しずらして行ってみたが先客の列、さすが人気店の「刀屋そば店」だ。葦簀の中にある椅子に腰掛けられれば間もなくと言ったところ。もりそば、ざるそば共に小、中、並、大と量を選べるので「中」を注文したが盛りの多さにはびっくり。そば粉100%、硬めで太めの歯ごたえ充分な蕎麦であった。
そば店から見えるところにある日輪寺に立ち寄った。
安楽寺
別所温泉の安楽寺へ。鎌倉時代末期(1290年代)に建立された我が国最古の禅宗様建築である八角三重塔(国宝)を見学することに。塔は本堂の裏山中腹にある。
- 杉木立の中、階段を登ると山門
- 山門を潜ると左に十六羅漢堂、右に鐘楼、正面に本堂
- 明和6年(1769年)の建立で和様、禅宗様の折衷様式からなる袴腰鐘楼
- 安楽寺本堂
- 八角三重塔へ向かう参道に佇むお地蔵様
- 杉木立に佇む八角三重塔
- 禅宗様とは鎌倉時代に宋から禅宗に伴って伝来した様式で唐様のこと
- 国宝「八角三重塔」
別所温泉
別所温泉は信州最古の温泉と言われ源泉掛け流しの外湯(石湯、大師湯、大湯)がある。今回は大湯に立ち寄った。
温泉でのんびりした後、上信越自動車道に入り帰路についた。夕方の渋滞にも遭わず快適な旅となった。