紅葉シーズン到来 雨飾山・八方尾根
10月中旬、紅葉盛りの雨飾山と、うっすらと雪景色になりつつある八方尾根を訪れた。雨飾山は初めての入山。八方尾根は夏に続いて今年2度目だが、季節が違えば山の表情も違って見えるというものだ。冬季は雪に閉ざされてしまうので見納めである。
2009年10月11日(日)雨のち曇り
雨飾山 往路
11日未明、長野市街を抜け雨飾山へと向かう。明け方にはまだ雨がかなり降っていたものの既にかなりの混雑ぶりである。雨飾山は深田久弥の日本百名山に数えられており訪れる登山者も多いが、これほどまで大勢やってくるとは思っていなかった。しばらくするとだいぶ小降りになり、皆揃ってぞろぞろと歩き始める。登山道に入るとすぐに湿地帯になり、しばらくするとブナの林が見えてくる。未明の雨に降った雨のせいもあるが、そもそもこの辺りの土壌は泥炭質のようで水はけが悪く滑りやすく歩きにくい場所もあった。
荒菅沢から再び登りへ。荒菅沢の辺りの紅葉がまさに見頃で、ここからは急な坂が続き、頂上に近づくにつれ岩場が多くなる。道幅が細いため登山者が多いと待ち時間ばかり長くなってしまうのだが、案の定この日も混み合っていた。頂上まで残す距離はそれほど長くないのだが、時間の都合で仕方なく途中で引き返した。
雨飾山 復路
下りではついに渋滞が発生。特に難所という場所はないのだが、じめじめとした歩きにくさもあり、一列に並んで細い道をたらたらと下っていく。下山は午後2時頃であった。
その帰り道、雨飾山から少し下ったところにある、そば屋蛍で小腹を満たす。こちらは今年の夏に訪れた際には客も多くなくひっそりとしていたが、この日に限っては予想以上の盛況ぶりに正直驚いた。実際、あと1時間遅ければ食べ損ねていたのではと思えるほど。小谷に来たときには立ち寄りたいそば屋の一つになった。
GPSログ
出発時刻: | 7:15:24 |
到着時刻: | 14:32:44 |
合計時間: | 7時間17分20秒 |
合計距離: | -5939.35km |
最高標高: | 1817.84m |
最低標高: | 1141.75m |
平均速度: | -0.02km/h |
2009年10月12日(月)晴れ
八方ゴンドラ~八方池
八方尾根を散策する2日目は、朝から雲一つ無い快晴でトレッキング日和だ。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、あっという間に八方尾根山荘に到着。ここから1時間程度歩くと八方池が見えてくる。
八方池~丸山ケルン
八方池を過ぎるとちらほらと雪の姿が見えてくる。間もなく迎える冬の訪れを感じた。唐松岳まであと少しだ。
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GPSログ
出発時刻: | 9:07:19 |
到着時刻: | 15:19:50 |
合計時間: | 6時間12分31秒 |
合計距離: | -5940.52km |
最高標高: | 2594.49m |
最低標高: | 1838.34m |
平均速度: | -0.02km/h |
2009年10月13日(火)晴れ
あっという間に最終日。途中で戸隠に立ち寄り周辺を散策してから帰路につく。県道信濃信州新線の高山寺手前にあるアルプス展望広場からの眺めが素晴らしいと聞き、少し遠回りのコースを選んだ。視界を遮るものは何もなく、評判通り野口五郎岳から白馬・乗鞍岳までを望める絶景なので、近くを訪れた際には是非立ち寄りたい。
戸隠散策
アルプス展望広場を後にし戸隠へと向かう。戸隠はかつて修験道の聖地であり、古くから戸隠神社を中心とした門前町で、参道には宿坊が立ち並んでいる。
今回は戸隠森林植物園を拠点に、戸隠神社奥社から鏡池へと歩いてみた。森林植物園には整備された散策コースがあり、植物観察はもちろん野鳥観察なども盛んなようで、園内の随所で、望遠レンズ装備のカメラを構える人を多く見かけた。
戸隠神社本体は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる歴史ある神社で、長野の善光寺と共に参詣する人も多いという。今回はそのうちの奥社と中社を訪ねた。
GPSログ
出発時刻: | 12:05:03 |
到着時刻: | 15:13:41 |
合計時間: | 3時間08分38秒 |
合計距離: | -5924.79km |
最高標高: | 1363.43m |
最低標高: | 1192.18m |
平均速度: | -0.02km/h |
戸隠蕎麦
戸隠はまたそばの名前としても知られている。せっかく戸隠を訪れたのだから名物のそばを、ということで、参道を歩いていてたまたま見つけた岩戸屋に立ち寄った。