雪の残る初夏の岩木山登頂
梅雨入り前の青森から秋田を訪れた。1日目は日本百名山としても知られる岩木山に登り、嶽温泉に宿泊。2日目は八幡平・大場谷地湿原と抱返渓谷を歩き、乳頭温泉郷・蟹場温泉に立ち寄る。
2013年6月8日(土)曇り
津軽岩木スカイライン
岩木山には全長9.8km、69カーブを経て8合目に至る有料道路・津軽岩木スカイラインがある。この道路を使えばあっという間に8合目まで登れるのだ。営業開始は朝8時からなので入口でしばし待つ。どこからともなく集まってきた数台の車が列になってきた頃、道路のゲートが開いた。8合目から9合目の鳥の海まではリフトでも登れるが、まだ営業時間前だったので山道を歩く。
鳥の海から山頂
9合目の鳥の海から山頂(標高1,625m)までは30~40分ほど。このあたりから岩場になり道が少し険しくなる。
- 岩木山の固有種・ミチノクコザクラに出会えた
- 大きな溶岩を縫うように登山道がある
- 9合目から少し登ったところ、右側は鳥の海噴火口、ここにも雪が残る
- 鳳鳴ヒュッテから少し登ったところ、双子岩が見える
- 岩木山の山頂(標高1625m)に到着
- あいにくの曇り空
GPSログ
出発時刻: | 8:29:59 |
到着時刻: | 11:14:38 |
合計時間: | 2時間44分39秒 |
合計距離: | -6028.46km |
最高標高: | 1622.86m |
最低標高: | 1255.27m |
平均速度: | -0.02km/h |
鰺ヶ沢
岩木山から日本海側へ下り、鰺ヶ沢に移動。鰺ヶ沢の新名物「ヒラメのヅケ丼」を食す。ご飯の上にヒラメが10枚、そして醤油ベースのタレと刻み海苔がかけられている。
千畳敷
日本海を見渡す千畳敷は広い石畳が続く海岸。
「リゾートしらかみ」は海沿いを走る岩館駅-大間越駅間、深浦駅-広戸駅間、大戸瀬駅-北金ヶ沢間で絶景ポイントを通過するときに速度を落としてくれるので魅力の一つとなっているようだ。特に3号は千畳敷に10分間停車してくれるので千畳敷海岸を散策することが可能なのである。列車に戻るように案内の汽笛(出発時刻3分前)が鳴っていた。
光信公の館
光信公の館は津軽藩の始祖と仰がれる大浦光信公の遺徳を偲び建てられたもの。館の前庭には津軽家の家紋にちなみぼたんが植えられており、ぼたん祭を開催中。
嶽温泉
再び岩木山へ向かい、途中の嶽温泉に宿泊。
2013年6月9日(日)晴れ
岩木山神社
早朝は岩木山神社へ。昔から農漁業の守護神として「お岩木さま」と親しまれている。神社の参道は百沢登山道へ続いている。鳥居の背後に岩木山が見えるはずが、肝心の山の姿は曇の中に隠れてしまった。この日は道の駅浪岡へ立ち寄り、東北道浪岡インターチェンジから入り鹿角八幡平インターチェンジで降りる。ここから玉川温泉、八幡平方面へ向かう。
大場谷地湿原
国道341号線は玉川温泉手前で大場谷地湿原に差しかかる。この一帯は雪深いため、まだ一面に雪が残っているが、チラホラと花も見える。遊歩道が整備されているので散策してみることにした。板道には残雪がありまだ雪解けが始まったばかりのようだ。奥へ進むとそこは隠れた花の名所のようでミズバショウとエゾリュウキンカが競い合うように咲き誇っていた。
抱返り渓谷
新緑の名所でもあるので立ち寄ってみた。新緑の原生林とエメラルドグリーンの渓流との対比は素晴らしい眺めであった。
GPSログ
出発時刻: | 13:33:59 |
到着時刻: | 14:55:16 |
合計時間: | 1時間21分17秒 |
合計距離: | -5928.23km |
最高標高: | 298.13m |
最低標高: | -61.85m |
平均速度: | -0.02km/h |
乳頭温泉郷
蟹場温泉に立ち寄り湯ということで到着したのは16時頃。受付は16時30分までなので(入浴は5時迄)お客も帰り始める頃。風呂上がりの客が涼んでいる。